ギブスで覆った腕のセラピューティックタッチ
階段で転倒して上腕骨を骨折したご婦人が来院。
乳ガン手術を繰り返しているため、治癒力は相当低下しているようです。
上腕をギブスで固定しているため肌肉の様子を触れることができず、直接の電気治療もままならない。
こういう時に役立つのがセラピューティックタッチ。
ギブスで覆った腕の上空7cm付近を手で巡航してみます。
患部上空を偵察機でゆっくり偵察するように。
すると
いろいろな感じが手に伝わってきます。
暖かい、冷たい、チリチリする、じんじんする、痛い、など
不思議に思わずにそのままリアリティーだと受け入れると、更にたくさんの情報が入ってきます。
僕の場合、巡航速度は秒速30㎝。
手を動かしているとそのまま治療にもなって、痛みなどを退かすことも。
特殊な能力ではなく、誰でもたぶんできますから試してください。
ギブスで腕をつっているため、肩こりも酷かったのですが、セラピューティックタッチと内関(手首)への電気治療で、ずいぶん良くなったようです。