善悪の分岐点に立つ
新型コロナが世界を大きく変えています。
何が善で何が悪なのか?混沌としてわかりにくい時代になりました。
善の中に悪があり、悪の中にも善があり、言ってみるとすべてが利己的な悪を含んでいるようにも見えます。
僕が最も気に入っている「善悪の判断基準」は、それが利己的であるかどうか?ということです。
細胞レベルでは自己中心に増殖する細胞はがん細胞と呼ばれます。
自己中心的な人や集団、政治家、政党、国家等、、利己的なものはみな善悪で言えば悪に見えてきます。
世の中の人間の活動の殆どが利己的な欲望を達成するために行われている、、、とすると、なんか悲しいですね。でもそれが現実かも。
利己的な欲望、、と書いたのは、利他的な欲望もあるからで、一括りに欲望というと悪い印象があるけれど、欲望そのものが全て悪いわけではない。
自分についても例外ではなく、自己中の考えや行動を取ったとき(しょっちゅうですが)、自責の念が湧いてきます。
真っ白な善の自分でありたいのに、そうではない自分の姿を見る苦痛をいつ終わらせることができるのか。
煩悩と闘ったブッダや親鸞、数知れない僧たちの想いはこんな感じだったのでしょうか。。。
善悪の分岐点に立って、善悪を分別するところから病気の根本原因がみえてきます。