消化管の気持ち
生物の身体の構造で心臓よりも早くできるのは消化管です。脳や心臓が無い生物でも消化管は基本的に備わっています。ですから消化管は生命にとってとても基本的で重要な器官であるといえるでしょう。
食べるという事は人間に本能として組み込まれていて、生まれて間もない赤ちゃんでもまだ目が開かないうちからお乳を探します。教えなくても食べるということを知っているのですね。
しかしこの大事な大事な消化器官の取扱説明書がほとんど普及していないので、使い方を間違えて壊れそうになっている消化管をどうにか70~80年もたせているというのが現状ではないでしょうか。壊れてしまったり、不具合が生じて手術で取り除かなければならない方もいます。
消化管の気持ちになって考えてみましょう。
胃の気持ちを考えてみると、、大変な働き者であることがわかります。炭水化物やたんぱく質が入ってくると、胃は活動を始めジュクジュクになるまで4~6時間かけて働き続けます。食べるものによって胃の中に留まる時間が変わりますから、上手に規則通り食べてほしいとぼやいているかもしれません。3食食べたら、12~18時間。消化は結構疲れるのです。
さらに間食が入ってくると、せっかく終わりかけていた仕事なのに~~ということになります。
毎日良く働いてくれている胃に感謝の言葉を送りましょう。そして胃が少しでも楽に働けるように、胃にやさしい物を、胃にやさしい時間とタイミングで食べるようにしましょう。
もしも胃が不調になっているようなら、足の胃経に鍼やお灸をすると改善するものも多いです。もっと手軽に、胃を撫でてあげる気持ちでお腹をさするだけでも胃の機嫌が治ることがあります。それでもだめなら源義堂へお越しください。