新型コロナ第7波に感染して
7月末に新型コロナの第7波に感染してしまいました。たぶんオミクロン株です。
来院予定だった皆様にはたいへんご迷惑をおかけしてしまいましたが、2週間近く閉院させていただきました。
通常の風邪気味ならビタミン、ミネラルを意識すればすぐに回復するのですが、第7波は感染力が強いのでしょうか、発熱してしまいました。
脈がいつもより早くなっていたので検温すると36.6度。程なく36.9度まで上がってしまったので診療を終わりにし、PCRを受けに行きました。翌日には電話で陽性と言われました。熱は37度から38.7度まで上がりました。食欲もなく、隔離された自宅の一室でおとなしく自分と向き合う生活となりました。
幸い症状が軽く、とにかく時間があったので、自分の身体を観察し治療しながらコロナの研究をしました。
そこで僕なりに気づいた特徴としては、心(心臓系)の問題が脈とお腹と背中に顕著に出ているということです。特に37度台まで落ち着いた時の脈がとても印象的てした。心、心包虚の脈で変わった波形の脈がありました。この形は言葉にできないのでお伝えすることができませんが。無理に表現すれば血管を抑える指の下を長いものが通過するような感じです。(個人の感覚です)
そして背中には肩甲骨内側に痛みが出ていました。頸椎5番付近です。これも心兪という経穴付近で心臓系と関係が深い所です。
このように僕の場合は心の問題が現れましたので壇中、みぞおち付近に鍼をして、腕の心包経、三焦経にも補助的に鍼をしてみました。
これくらいの治療で背中の痛みはとれて脈も変化しおちつきました。
ひと眠りすると熱も下がり、あとは食欲が落ちていたのを戻すべく胃の治療に移行しました。
僕の場合のコロナはこんな感じで熱も下がりましたが、その後の後遺症と言いますか、味覚、臭覚がいつもと違い、体のだるさと立ち眩みがしばらく残りました。
味覚、臭覚の異常、体のだるさなどもやはり心からくる症状のようです。心と胃の治療で解決できました。
以上、僕の場合を書きましたので、ご参考にしてください。