胃の内壁を探る箕門
宮原一男先生が大腿内側にあるしこりに注目され、紐の結び目をほどくように治療しておられました。先生は既に他界されましたが、源義堂に来てご指導くださっているように日々感じています。
胃の内壁がざらざらしている感覚を大腿内側に観ることがあります。経穴でいえば箕門(きもん)という胃経の経穴付近です。広さのある経穴ですので同調すれば見つけやすいと思います。
胃の部が膨満いる方に左の箕門付近を探るように揉捻したところ、鍼をするまでもなく胃部が快適になりました。是非お試しください。
箕という字はミノと訓読みするところから焼き肉のミノを連想しました。あれも確か胃袋のお肉だったかと思います。