心に手を当てストレスを取る
心と関係が深いのは胸骨体と鳩尾です。
この部位は、PCなどと直面する部位ですから電磁波も浴びやすいのです。
顔と胸はそういうことになります。
視神経がブルーライトによって影響を受けるのはよく知られていますが、皮膚も無視できない影響を受けているのです。
さて心に手を当て軽く撫でたり擦ったりすると、肌肉の帯電が減少します。
特に擦って痛む方は帯電していますので、痛くない程度に続けて触ってください。
帯電が無くなると痛みもなくなります。
すると胸のつかえが取れ、もやもや感がなくなり、イライラ感、むかむか感が減少します。
ストレスから来る高血圧も改善方向に向かうでしょう。
高血圧
高血圧の診断を受けて、薬を飲んでいる方は多いです。
あまりにも長い期間飲んでおられて、実は効いているのか、いないのか?わからないけど飲み続けている方もおられます。
そんな話を聞くたびにこれでいいのかな~と思っています。
なぜ高血圧になるのか?
身体に血液を送るために血圧は存在しますが、血液の必要量は全身同じではないはずです。
走る時は手足の筋肉に多くの酸素を供給する必要がある為、心拍数が上がり、需要に応えようとします。
頭脳労働の時には脳が多量の酸素を使います。
消化の時は胃腸がというように、活動内容によって酸素の需要が変わります。
また身体のどこかに疾患がある場合も、治癒させるために炎症反応を起こしたりします。
ストレス状態の時も同様で全身の酸素の需要に応えて血圧が上昇します。
ですから高血圧を治療するということは、ストレス状態をなくする治療ということになります。
ストレスと関係の深い心の部位をさする、すなわちほっと胸を撫でおろすような按手がまず有効です。
胸骨の上や鳩尾を丁寧に触るようにしてください。
不整脈
すべての不整脈について言えるわけではないでしょうが、
不整脈のいくつかは心臓の周りの電位の変化で状態が改善してくる場合があります。
4~7回に1回がランダムに抜けるような脈ですと、とても重篤に感じますが、
それでも肌肉の電気の溜まりを取ることで、状態が変化する場合があります。
人によっては、自分で胸骨の上と脇腹の上の方を擦る程度でも影響が出る場合がありますから
是非試してみてください。
医師に相談を忘れずに。
五十肩
五十肩か四十肩か?
50前後の方は五十肩
さて他院で五十肩の診断を受けた方を診察しました。
肩が挙がらない、肩に痛みを発するというとやはり五十肩になりますが。
3、4か月が経過してなお改善が見られず、動きが悪くなっているとのことでした。
この方の肩の筋肉は肝の影響を受け、骨は腎の影響を受けます。
初回の治療で肝の滞りを中心に除去しました。
痛みは取れて動きも良くなってきましたが、、、
内臓の滞りの方は奥が深く、継続的な治療が必要になりました。
FD (機能性ディスペプシア)
神経性胃炎やストレス性胃炎というのは、内視鏡検査ではわかりにくい病気です。
これを新しく名前をつけたのが機能性ディスペプシアだと鈴木秀和教授がnewtonに載せていました。
原因はストレス、睡眠不足、不規則な食事、野菜不足を挙げています。
心的ストレスは心で、睡眠不足は腎で治療しています。
これに食事を正しくするようにすれば、FD は快方に向かうことでしょう。
胃の問題ですが、心と腎とも深く関わっているので、東洋医学的なアプローチが有効になります。
ALS(筋萎縮性側索硬化症)
ALSは病気の原因や治療がまだまだ解明されていない難病です。
直接的には脳の病気ということで膀胱経の治療が必須になってくるけれど、全身の筋肉が機能低下していくのを医師の治療と併せながら食い止めていくことになります。
慶応義塾大学の鈴木則宏博士がALS発症の遺伝子を突き止めたとの記事が昨年ありました。
そういう分野の研究に期待したいところでもあります。
東洋医学で脳、脊髄系統にアプローチするのはやはり腎膀胱経になります。
多くの医療機器に囲まれていることもあり、電磁波の影響は無視できません。
肌肉の帯電を取る治療を丁寧に行うことも重要です。
原因不明の手の痛みと痺れ
手の指から手のひらにかけてむくんで痛む高齢の方を往診しました。
病院の検査は一通り受けていますが原因がわからず、というか治療をしてもよくならない難民状態で電話をもらいました。
高齢で難聴ですが、会話はできるので、いろいろ聞いてみると、若い頃大腸がんを患っていました。切除手術の予後が悪く、再度手術になる等、腹部は気の滞りが多くあると予想されます。
手や首の問題が画像には出てこないということなので、特に古い手術の跡を治療しました。
翌日だいぶ手の痛みが改善しているとの報告がありました。
神経的には一見して無関係な手と腸ですが、経絡はつながっています。
継続して治療することでより改善すると思われます。
首が回らない人
手仕事を頑張りすぎて、首が回らなくなってしまった人がいます。
事故から来るムチウチではなく、じっと同じ姿勢で作業をしていたのが直接の原因ですが。。。
整形外科で様々な検査をしても頸椎に異常は見られず、ただただ湿布と痛み止めを処方いただくのみ。
首の病は鳩尾から胸骨体にかけての滞りが関与していることが多く、そこの滞りを取ると首の付け根の筋肉が柔らかくコリが解けてきた感じです。
そしてへその斜め下の腎の部位を按腹すると、可動域がほぼ完全に戻ってきました。
動いても痛くなくても安静を守ることをお願いして治療を終えました。
心腎の問題がある人が最近多いと感じています。
ストレスと甲状腺
ストレスが多いというのはどういうことでしょうか。
人は心に思い描いたことを口から言葉にして出しますが、、
果たして心のままに言葉が話せているでしょうか。
想いは心臓から出発します。
心臓からこんこんと血液が送り出されているように、こころの泉から愛の心情がこんこんと湧き上がって、それがそのまま言葉になったらどんなに良いでしょうか。
『心の華は舌』と言われます。
心の華として咲いたのが舌が織りなす言葉です。
心臓から出る想いが舌まで上がる途中に、折り曲げられ、捻じ曲げられると、ストレスを感じます。
心臓と舌の間にある甲状腺や喉の問題はストレスと非常に関係深いのです。
甲状腺に異変を感じたら心や心臓のケアをしましょう。
胸骨体やみぞおちを軽く擦ってみてください。
風邪からくる病
風邪は全く侮れません。
風邪が肺に入って気管支炎、肺炎をおこしているのを、放置すると長くかかるかもしれませんが自然に収まっていきます。
風邪や炎症反応は自然治癒の過程だからです。
この時、抗生物質の力を借りて症状を抑え込む人が多いのですが、抑えた菌が耐性菌に変異するリスクがあります。
そして菌が肝臓に入る場合は肝炎になりますし、腎臓まで行ってしまうと腎炎になります。
消化器系に入れば胃腸炎ということになります。
稀な症例ですが、風邪から高熱になり、その後、神経症状を1年以上患っている方がいます。
手足、首、背部に痛みや脱力があるのに、病院では原因を特定できないため、治療のしようがないと。
源義堂では経絡治療をしながら、神経系の余計な電気をとって、症状を軽減させています。
しかしまだ治癒には至っていません。
風邪は侮れませんね。万病の元と言われてきました。
風邪はふうじゃと読んで、風から来る邪気を指します。
風は空気の動きが皮膚に不適に当たると、風に中る(あたる)ということになり中風などを起こします。
この季節、冷房や扇風機、車窓の風などに気を付けてください。