テストステロン
日本の家族の大問題というテーマは実に示唆に富んでいます。
最近の社会的現象としてイクメンというのがありますが、育児をする父親が増加しています。反対に今まで家内で専業主婦をしていた奥様達が仕事を男性と肩を並べてするようになってきました。
これによって男女の性ホルモンの分泌が変化してきた、、つまり男性の男性ホルモンが減って、女性の男性ホルモンが増えてきたのです。
なるほど、、中性的な人が増えてきているのはそのせいなのか、、、と思いました。
男性ホルモンのテストステロンはリーダーシップやチャレンジ精神を向上させます。やる気にも大きく影響してくるわけです。
また脳下垂体から分泌されるオキシトシンは愛情ホルモンと言われ、夫婦の愛情とこのホルモンが比例しています。
これらのホルモンが日本社会には特に必要なのではないでしょうか。
お互いに目を合わせて話をする。手を取り合って話をする。というだけで愛情ホルモン分泌が大きく変化します。
様々な治療効果も期待できることでしょう。
日本の家族の大問題
NHKで日本の家族の大問題というシリーズをやっていました。
年間21万7千件あるという日本の離婚の7割が妻からの申し出だそうですが、その問題に科学的に切り込んでいます。
男女の脳の違いから説明してくれているのが実に面白く新しいと思います。それにしても既婚女性の85%が夫に何らかのストレスを感じているとは、それが現状なのでしょうけれど、考えてみると何かが根本的に大きく間違っている気がします。
幸せな家庭というのは男にとっても女にとっても一つのゴールの形と言えると思います。スタートの段階でそこを目指していない人はいないのではないでしょうか。。。
右脳と左脳という二つに大きく分かれている大脳ですが、女性では右脳と左脳がよく関連付けられていて、縦よりも横に関連が見られるのです。一方、男性では左右の関連付けが少なく、右脳内、左脳内での関連付けが縦にされているという指摘がありました。
男性は縦的、女性は横的という大きな違いによって、女性では視覚の感覚的情報を左脳で論理的に把握する関連付けが行われるのに対し、男性では感覚と論理が別個になっているといいます。
物のとらえ方が男女で違うというのは、なんとなく実感されてきたことですが、大脳生理学で立証されました。
女性は女性同士共感するけれど男性は共感しない。
女性が記憶していることを男性は記憶していない。ということが起きるのです。
この差を番組では進化の結果といっていましたが、それだけではない奥深い何かがありそうです。