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本物の野菜

『野菜の裏側』という本を読んでいます。

友人の熱心な勧めで読むことになった本。

ナチュラルハーモニーの河名秀郎氏の本物の野菜論。

自然栽培の野菜は色がうすい。有機農法の野菜は色が濃い。

この二つを比較して面白い野菜論を展開している。

自然栽培は農薬も肥料もやらない農業。まさに自然のままな、自然に逆らわない農法です。

しかも感動的なおいしさがあるらしい。

本物の野菜とはこういうものなのか。。と考えさせられました。

詳しくは本を読んでみていただきたいのですが、

本物を追求する河名氏の姿をみて、人間の本然の姿を追求してみたくなりました。

現代がこんなにも病気に満ちて、個人においては心と体が葛藤し、家庭にあっても人間関係の葛藤があり、社会的な争いは絶えず、国同士の戦争や奪い合いは終わることなく続くのは、人間自体の在り方が間違っているからに違いありません。

人類がどうあるべきかわからない状態は考えてみると悲惨なことですね。

人間の本来あるべき姿を一刻も早く明らかにしなければ。。。

不食と正食

病気と言われる方の多くが食べ過ぎ(過食)していると言われています。

源義堂に来られる方も多かれ少なかれお腹の胃の上の肌肉が固くなっています。

胃の部分を中に軽く押し込むと中にボールのようなものを触れる方も多いです。

これが胃の所にある脾癪(ひしゃく)。

暴飲暴食やストレス性胃炎等で出やすい腹証です。

日本人の多くは上手に食生活を送れていないのかもしれません。

あまりにも胃から来る問題が多い。。。

人類の食文化は国や民族によってさまざまです。

気候風土によって規定されたり、あるいは経済状態、流通によって決まっている場合もあるでしょう。

いずれにしても人類が何を食べるべきか?

正食されている方は僅かでしょう。

それに加えて正食が文化や文明になっていません。

動物たちはそれぞれに食べるべきものを知っていて、種類に応じて正しく食べているというのにです。

人類の正食はまだ研究途上にあるということでしょうか。

正しく楽しく食べることができて、健康にも環境にも良い形をみんなで研究しましょう。

さて先日、不食という人のことを友達から聞きました。

何も食べず、水も飲まないで、ただ呼吸するだけで暮らしている方々が日本にも何人もおられるそうです。

びっくりしました。

東洋医学の講座で当然のごとく学んでいる【気】(プラーナ)の概念からすれば、納得できることなのですが。。。

とても興味を持ちました。

不食と正食、、、真の食文化を見つけなければ。

 

めまいを起こしやすい季節に

毎日の天気があまりにも変動するので、今が春なのか、初夏なのか、梅雨なのか、わからなくなっています。

頭でも理解できませんが、身体の方もついていけない方が多いのではないでしょうか。

変動する季節は、気が上がったり下がったりします。

強い人は乗り切れますが

、身体が弱っていると、めまいがしたり、血圧が上がってしまったり、うつにもなりやすい時です。

身体の気の変動を抑えるには腎の力が必要になります。腎の力は、睡眠によって養われますのでこの季節は充分に寝るようにしてください。そして目を使いすぎると気を損ないますので、テレビやパソコン、スマホ等の見過ぎに注意が必要です。

また気の変動が激しい時は、気持ちの変動も激しくなりがちです。ついカッとなってしまって大切な人を傷つけてしまったり、情緒不安定にもなりやすいのです。

いつも以上にゆとりを持って生活しましょう。

上に上がってしまった気を下げるには丹田呼吸の丹田や足の三里を刺激するのも有効です。

 

 

立冬と冷え対策

立冬というと今年は11月7日だそうですが、

冬の始まりは太陰暦の冬の季節10月11月12月の始まりです。

そういう意味では今日陰暦で10月1日が冬の始まり。

夕方から木枯らしが吹いて本当に寒くなってきました。

寒さ対策(その1)⇒

鼻や口から入ってくる空気をなるべく暖かくする。

鼻や口から入った空気は肺に入っていきます。

そこで肺の温度が下がるので身体の芯が冷えてきます。

肝気は上向き、肺気は下向きと言われますが、この辺に起因していることでしょう。

対策としてはマスクで吸気を温めること。

これだけで相当違います。

インスリンと膵臓、小腸

インスリンというと糖尿病を連想しますけれど、実は普通にすい臓から分泌されるホルモンです。すい臓のランゲルハンス島にある3種の細胞αβδが絶妙のコンビネーションで血糖値をコントロールしています。

α細胞は血糖値を上げるグルカゴンを分泌します。

β細胞は血糖値を下げるインスリンを分泌します。

δ細胞はソマトスタチンによって双方のバランスをとっています。

ニユートン7月号の表現をかりれば、これら三つの細胞がそれぞれ情報交換を行い、適切な時に適切な量のホルモンが分泌されることで、体内の血糖値は厳密に制御されているのです。

血糖値が上がると、β細胞がグルコースを細胞内に取り込み分解します。その刺激で更にインスリンが分泌され、更に血糖値を下げる方向に働きます。

面白いのは小腸の蠕動運動によって小腸の細胞からGLP -1等のホルモ東洋医学でいうとンが分泌され、すい臓に働きかけ、インスリン分泌が増加するという点です。

東洋医学でいうと、火である小腸が土のすい臓の働きを促進させるのはまさに火生土の相生関係であります。小腸の活性化の為には腹部の按腹はもちろんですが、笑いも大切です。

脳梗塞

今朝の朝一で特集していましたが、脳梗塞は恐ろしいですね。

動脈硬化が原因して起こる脳血管障害は、血液が汚れないように日頃からのケアが大切です。

内蔵の機能低下が起きないように、気の巡りのバランスが必要です。

朝一では、左心房の異変で起こる脳梗塞について言っていました。

不整脈が起きて、心房でできた血のかたまりが脳で詰まるというのは本当に恐ろしいことです。

急に高血圧になったら要注意だとか。

東洋医学では、心臓も全身の血管も同じ心のグループに入っています。

心臓の異変も末梢血管の問題も同じ心の気の問題として捉えています。

不整脈等には、胸骨や肋骨の電磁波をとることが助けになります。

日頃からよくさすっておくとベターです。

糖尿病

インシュリンが膵臓から分泌されるけれど、その働き方に違いが出るという。

力を発揮できるインシュリンとそうでないインシュリン。

インシュリンの活動を阻害するホルモンが分泌されるか否かということらしい。

東洋医学では脾に力があるかどうかということになります。

脾は脾臓、膵臓を含む消化関係の働きで、胃と陰陽の関係になります。

 

15歳はなぜ言うことを聞かないのか?

ローレンス・スタインバーグ著(日経BP社)の本『15歳はなぜ言うことを聞かないのか?』を浅野和生教授(平成国際大学)が紹介している書評を読んだ。

15歳ってそういえば言うことを聞かないなーと思いながら。

副題は「最新脳科学でわかった第2の成長期」

実は20代になっても脳が成熟し続けることが最近の研究でわかってきた。子供の早熟と晩婚、経済的自立が遅くなった影響で青少年期(大人への移行)に15年を要するようになった。

近年の研究で、この青少年期には、脳の可塑性(経験を通じて変化する潜在的可能性)がとてつもなく高まることがわかったのである。

青少年期がいかに重要であるかということであります。

青少年期は「アクセルはものすごくよく利くのに、ブレーキがあまり利かない自動車を運転するようなものだ」

ということを脳科学で説明していて面白い。

東洋医学でみると、、アクセルは肝で、ブレーキは肺。

青少年期は肝が旺盛な時期ではあるけれど、肝気が乱れることもあるので注意が必要。メンタルをコントロールできなくなることもあります。

肺も血液の供給源

血小板が最終的に成熟する場所は、骨髄ではなく肺であることがわかった。(nature 2017/4/6)

血小板はこれまで骨髄で作られると考えられてきたが、成熟した血小板が作られる組織については詳しくわからなかった。

カリフォルニア大学のルフランセ博士らの実験で、非常に多くの巨核球が肺を循環しており、活発に血小板を放出していることがわかった。

東洋医学では、肺の気は防衛反応を持つ。

血小板の止血して身を守る作用を表していたのか。

さらに、肺には造血前駆細胞とともに成熟した巨核球と未成熟の巨核球の集団が存在している。血小板の減少や幹細胞の減少がおきると、これらの前駆細胞が肺から移動して、骨髄に再定着し、血小板の数を回復させることもわかった。

東洋医学でいう、肺と腎の相生関係が見えてくる。

 

まぶしいと感じる時

日の光をまぶしく感じたり、人工光から目をそむけたくなるのは、腎気が不足している証拠。

仕事や遊びで疲れているとき目が乾くのも腎気不足。

こういうとき目薬を使う人が多い。

手軽で即効があるけれど、手放せなくなるのではないでしょうか。

それよりも腎を補ってくれるツボを刺激することをお奨めします。

肘の内側のしわの上にある尺沢は、すぐに効果が出てくるわかりやすいツボです。

へその斜め下の腎の部を刺激しても目がすっきりしてくることが期待できます。

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