太極から陰陽が生ずる
すべてのものは陰陽の関係性をもっている。
陰陽二元論は東洋医学の基本中の基本ですが、その本質が理解されていません。
陰陽の関係性でこの世もあの世もできているということは、互いに引き合い、くっつきたい、作用したい、好き好きという愛のメッセージが充満しているということ。
つまり創造のコンセプトは「愛」。
愛ですべてが創られているということなのです。
なんか恋人たちの想いの世界がそのままに実現している世界のようです。
男女の間の引き合う力ははかりしれませんが、そういう力で人間の体も、万物も造られている。
これはすごいことですね!
その根源が太極。。。
そこからすべてが生まれてくるので、第一原因。宗教的に言えば神、創造主。
「神は愛なり」といいますが、、、だから陰陽なのですね。
自律神経には交感神経と副交感神経があって、拮抗する働きをしながら内臓や諸器官の働きを調節しています。
まるで父親と母親が協力して子育てをしているような姿で、人の活動を支えているのです。
善悪の分岐点に立つ
新型コロナが世界を大きく変えています。
何が善で何が悪なのか?混沌としてわかりにくい時代になりました。
善の中に悪があり、悪の中にも善があり、言ってみるとすべてが利己的な悪を含んでいるようにも見えます。
僕が最も気に入っている「善悪の判断基準」は、それが利己的であるかどうか?ということです。
細胞レベルでは自己中心に増殖する細胞はがん細胞と呼ばれます。
自己中心的な人や集団、政治家、政党、国家等、、利己的なものはみな善悪で言えば悪に見えてきます。
世の中の人間の活動の殆どが利己的な欲望を達成するために行われている、、、とすると、なんか悲しいですね。でもそれが現実かも。
利己的な欲望、、と書いたのは、利他的な欲望もあるからで、一括りに欲望というと悪い印象があるけれど、欲望そのものが全て悪いわけではない。
自分についても例外ではなく、自己中の考えや行動を取ったとき(しょっちゅうですが)、自責の念が湧いてきます。
真っ白な善の自分でありたいのに、そうではない自分の姿を見る苦痛をいつ終わらせることができるのか。
煩悩と闘ったブッダや親鸞、数知れない僧たちの想いはこんな感じだったのでしょうか。。。
善悪の分岐点に立って、善悪を分別するところから病気の根本原因がみえてきます。