腰痛、肩こりは按腹治療の東京都練馬区「源義堂宮原鍼灸ファミリー治療院」へご相談ください。

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胃の内壁を探る箕門

宮原一男先生が大腿内側にあるしこりに注目され、紐の結び目をほどくように治療しておられました。先生は既に他界されましたが、源義堂に来てご指導くださっているように日々感じています。

胃の内壁がざらざらしている感覚を大腿内側に観ることがあります。経穴でいえば箕門(きもん)という胃経の経穴付近です。広さのある経穴ですので同調すれば見つけやすいと思います。

胃の部が膨満いる方に左の箕門付近を探るように揉捻したところ、鍼をするまでもなく胃部が快適になりました。是非お試しください。

箕という字はミノと訓読みするところから焼き肉のミノを連想しました。あれも確か胃袋のお肉だったかと思います。

腱鞘炎と首の関係

手の指の腱鞘炎でお悩みの方は首の頸動脈付近の圧して痛む所が治療点になる場合がある。手首と首は、首繋がりで相対基準を造成し、同じ気、同じ病気になりやすい。軽く圧してみて痛む所は治療点になり得るので、1分位軽く圧してみていただきたい。頸動脈付近であるので、高齢者は慎重に。強くは圧さないでください。

内臓の位置は正しいか

内臓は個性があって、特に胃の持っている波動というのは独特です。胃がとても特別な役割をしているからでしょう。お腹の中のどの辺に胃があるのか探してみると、人によっていろいろです。胃下垂になっている方、細くなっていたり、上の方にあったり、大きかったり、いろいろな感じを受けます。とはいえ同時にモニターで見ているわけではないので、そのように感じられるだけで、実際の位置とずれがあるかもしれないのですけど。それにしても人によっていろいろな胃の状態があるのを感じ取れます。

胃ばかりではなく五臓六腑のそれぞれにやはり特殊な気があるので、お腹というのは一つの袋のようでも、中身はいろいろ入っているのです。

心臓が下がっていると診える方がいました。不定愁訴が数十年続いているのですが、はっきり原因が分かっていないそうです。山から滑落してから始まっていますが、外傷がなく診断がつかなかったようです。

私が心臓の声を聴いた時、位置が少し下がって苦しそうに感じられました。大腿部の施術で下方に引っ張っている力を弱めると、全身的に緩んだとの感想を得ました。その後、また不調にもなっているので、継続的な施術が必要ですが。

このように様々なストレスからあらぬ方向にテンションがかかっている臓器の状態は修正されなければなりません。按腹でお腹を徐々に緩めていくのがとても良いと思います。お腹だけではなく、大腿部や足首なんかにもテンションが高まっている箇所がありますので同様に緩める必要があります。

高血圧への心の働き

血管が硬化して高血圧になっている方の血管を診ていると硬くなったり柔らかくなったり変化するのがわかる。心の影響で血管が硬化してしまうのをなんとかしなければ。

まず不安は禁物。

それなのに病院で、直ぐに処置しなければと脅かされてしまったり。

心臓も血管も悪者にしていませんか。

心臓は喜びの臓器なのに。血液を全身に運んでくれるポンプであると同時に、心理面では喜びを全身にみなぎらせます。

そういうことを感じながら感謝して暮らすと、きっと喜びが増幅していくでしょう。

それから感謝を込めて血圧を計ってみれば違う結果になると思います。

消化管の気持ち

生物の身体の構造で心臓よりも早くできるのは消化管です。脳や心臓が無い生物でも消化管は基本的に備わっています。ですから消化管は生命にとってとても基本的で重要な器官であるといえるでしょう。

食べるという事は人間に本能として組み込まれていて、生まれて間もない赤ちゃんでもまだ目が開かないうちからお乳を探します。教えなくても食べるということを知っているのですね。

しかしこの大事な大事な消化器官の取扱説明書がほとんど普及していないので、使い方を間違えて壊れそうになっている消化管をどうにか70~80年もたせているというのが現状ではないでしょうか。壊れてしまったり、不具合が生じて手術で取り除かなければならない方もいます。

消化管の気持ちになって考えてみましょう。

胃の気持ちを考えてみると、、大変な働き者であることがわかります。炭水化物やたんぱく質が入ってくると、胃は活動を始めジュクジュクになるまで4~6時間かけて働き続けます。食べるものによって胃の中に留まる時間が変わりますから、上手に規則通り食べてほしいとぼやいているかもしれません。3食食べたら、12~18時間。消化は結構疲れるのです。

さらに間食が入ってくると、せっかく終わりかけていた仕事なのに~~ということになります。

毎日良く働いてくれている胃に感謝の言葉を送りましょう。そして胃が少しでも楽に働けるように、胃にやさしい物を、胃にやさしい時間とタイミングで食べるようにしましょう。

もしも胃が不調になっているようなら、足の胃経に鍼やお灸をすると改善するものも多いです。もっと手軽に、胃を撫でてあげる気持ちでお腹をさするだけでも胃の機嫌が治ることがあります。それでもだめなら源義堂へお越しください。

脳脊髄液を動かすと

昨年から導入した脳脊髄液を動かす治療によって、改善の仕方がとても速くなりました。

・お腹のコリの取れ方が速いし早い

・背骨を中心とした背中の緊張が取れやすい

・頭骨が小さく細くなる

僕が治療しながら感じているのは上記ですが、患者さん側は身体の軽さを感じる方が多いようです。

脳脊髄液は1日に500cc産生されているそうですが、血液から作られ、リンパ系に排出されています。この循環によって脳脊髄液の量が一定に保たれ、脳にかかる圧力も調整されています。脳が働く環境にもろに影響する脳脊髄液を正常な状態に保つことがとても大切です。逆に言うと脳脊髄液の状態が脳の活動に大きく影響しているし、全身にも大きな影響を与えているのです。

脳脊髄液減少症は膀胱経と深く関係していましたが、脳脊髄液の循環を促すとへその固さも緩んできますので膀胱経をよく動かすのにも良いようです。

 

 

脳脊髄液を動かす

硬い石のように考えられている頭の骨、頭蓋骨が、実はいくつかの関節を有して微妙に動いています。石頭と呼ばれる人は、この動きが少ない人だと思いますが、この動き方には個人差があります。また同じ人でも鍼灸をする前と後では動きが違っています。まるで頭が呼吸しているように感じられますので、脳呼吸とか一次呼吸とも呼ばれます。

この呼吸は通常の肺呼吸とは一致していませんが、どのような呼吸であるのか、その全体像をつかめないでいます。なにしろ動きはたぶん肉眼では捉えられないくらいの微動ですので、意識を向けないと観測できません。もしかすると霊的視覚で認識しているのかもしれません。空気ではなく目に見えない気が百会などを中心に動いているようなイメージを持っていました。

しかし宮野先生の脳呼吸のご研究によって、脳脊髄液の動きで脳圧が変化する様子が確認できました。先生が開発されたSBを用いると瞬く間に頭蓋内に流れが生じ、頭蓋骨が変化するのを体感できました。

そこで源義堂の治療にSBを導入してみると、お腹のコリが消失する速度が格段に速くなりました。今まで動かなかったコリも動くようになりました。おためしください。

足の裏の多汗

手足の平にびしょびしょの汗をかいている人が最近増えているように思います。

汗をかくのは、脳の体温調節をする中枢からの指示で、交感神経を通じてアセチルコリンによって全身の汗腺が刺激されます。

汗腺は手足に集中していますが、人間では全身に広く分布していて全身から汗がでるようになっています。

体温調節とは無関係にでる汗を冷や汗といいますが、これも交感神経の働きで発汗します。

つまり何かしら活動しようとしている状態、ストレス状態にあるとき交感神経が優位に働きますから、冷や汗が出るときは、ストレス状態が続いているということになります。

手足の平にびしょびしょの汗をかいている人は、強いストレス状態にあるか、自律神経がうまく機能していないと考えられます。

発汗のシステムはまだまだ謎が多いようです。

常態的な冷や汗には、自律神経を整える治療が基本ですが、足の肝経のツボ、特に三陰交より下のツボの刺激も有効です。

汗の問題は、肝経。といって学生時代には教わりましたが、試しに足の親指と人差し指の間を触ってみてください。

痛かったり、違和感があったり、力がなかったりするところがツボですから、よく刺激しましょう。

 

朝起きられない起立性調節障害、根強い偏見 春日部の女子高生、苦しむ人らの居場所つくる

朝起きられない起立性調節障害、根強い偏見 春日部の女子高生、苦しむ人らの居場所つくる、、、という埼玉新聞2月17日の記事を見ました。

起立性調節障害の高校生のがんばりに感銘をうけ、応援してあげたい気持ちでいっぱいです。

この病気に悩む若者が最近特に増えているように思います。

中高生の大切な時期に、朝起きができない為に学業が遅れてしまったり、希望通りの進路に進めないのはとても残念です。

東洋医学的な観点では、朝起きというのが肝の力を必要としますので、肝の力の増強を主眼に治療を行うことになります。

肝気は本来朝の時間に最も旺盛になりますが、自律神経の乱れや体内時計が狂ってしまっている場合に肝気が旺盛になりません。

肝気の調節には他の五臓とのバランスが必要になります。

肝気の鬱滞を解決するのも重要です。

とにかく、このブログを見た方で治療が必要な方は、先着5名の方のみ治療費を1回1000円で奉仕させていただきます。

胃が痛い50代女性の治療

胃がときどき激しく痛むというやせ型の女性が来院されました。

履歴をみると7年前にも胃痛で来院され2回治療をしていました。

5年で5kg痩せてしまったので太りたいと思われ、食欲以上に食べるようにしていたそうです。

それにストレスが重なって、数か月前から胃痛になり当院へ来るようになりました。

眉間に縦の線が入っているのは胃潰瘍の方によくみられる線ですが、学生時代からあったとか。。

そして胃下垂。

胃下垂なので寒がりで、これではいい消化吸収が望めないでしょう。

痩せているので全身が筋張った感じで硬いのですが、中でも2つの筋(スジ)に注目して治療をおこないました。

一つ目は、安眠のスジと僕が呼んでいるもので、鼠径部の下、足側にあります。ここの電気刺激と按腹で胃の肌肉を緩めます。これが張っている人は眠りの質が悪いか不眠になりがちです。

二つ目は、胃下垂のスジ。太もものお尻の下のスジです。これも低周波電気治療(ハッピーヘルスによる)と按腹で少しずつ緩めます。

こんな感じで一時間の治療の後には青白かったお顔の色も桜色になり、固いお腹もだいぶ緩んできました。

継続的に少しずつ緩めていければ良いのですが。7年前は継続できなかったから心配です。

 

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