人間の正しい設計図があれば健康維持できる
壊れた物を直すのには壊れる前の様子がわかる設計図が必要です。人間も病気になった状態から元に戻すには、健康な人間の姿がはっきりわかる設計図的なものが必要になります。病院では治すときにまず検査をして、異常な数字が出れば、その数字を正常範囲に戻すための薬物療法などが行われますが、この正常範囲というのが一種の設計図的なものに当たるでしょう。
物であれば、設計図はその設計者や作った人が持っていますが、人間の設計図は創造主・神様に聞いてみるしかないでしょう。そうもいかないので西洋医学では人体解剖して設計図を書いてみたりしました。健康そうな人の血液や尿などの検査をして正常範囲を定めました。
一方、東洋医学では創造主・神様の作品である自然界の共通事実を探求することで、自然界に共通する人間の設計図を描こうとしました。天体や生物等を研究してその成果を易学にまとめました。人間も自然万物も『気』という統一されたエネルギーの場で表現され、同じ原理で存在し動いているとされています。
人間の設計図を描こうとするこのような東洋医と西洋医という二つの異なるアプローチが、正確な設計図を描くことができれば、病気の歴史は終わりを告げ、家庭医学だけで誰もが健康を維持できるようになるでしょう。