鍼には補と寫がある
鍼を人体に刺すというのはどういう意味があるのでしょうか。
学生時代に、気を補う鍼と 気を寫す鍼について講義を受けました。
気というものが目に見えないので、補われているのか、放出されているのか? わからないことの一つでした。
流派によっては、専ら補うだけで寫というのは考えない流派もあります。
また寫だけを行う流派もあります。
どちらが正しいということではなく、その双方に優れた面があり、多くの患者さんの苦痛を取り除いていました。
僕はどちらもする派で、というか両方同時にやっているような感覚を持っています。
滞っている邪気を取り除こうとして鍼を刺すと、やがてそこに気が通るようになり補われるからです。
この補うというのはどこから補われるのか?
人体にある気が流れて来て補われる。
もう一つは鍼がアンテナの役目をして空間にあるエネルギーを人体へと導いて補われるというもの。
ノーベル賞を取ったヒッグス粒子、反粒子、ブラックマターなどの空間にあるエネルギーは、いまだに認知されにくいですが、この種のエネルギーが鍼を通して作用しているはずです。
理想的な鍼は先端部分の加工に焦点が当てられていますが、実は空間エネルギーを集められる構造について研究がされていません。
昔の鍼の鍼柄の模様や材質などの研究をする必要がありそうです。
昔の鍼と今の鍼、日本のと大陸のと、どちらが病気に有効だったのか比較できませんが。。。