電磁波が溜まるとおこる肌肉の変化あなたのお腹をチェックしてみてください。
- 肌肉がでこぼこしている
- 肌肉に硬いところやチクチク痛むところがある
- お腹に手相のようなしわがある
- お腹に温度差がある
- 肌のキメが違う部分がある
- 手術痕がなかなか治らない
(反応には個人差があります)
自然の中で暮らしていた原始の人々と現代人を比べると大きく違うところがあります。それは現代に生きる私たちが電磁波の影響を大きく受けているという点です。科学の進歩で私たちの生活の中に電磁波が入り込んで来ました。もちろんとても便利になりましたから喜ぶべきことではありますが、反面、私たちの身体や精神に大きな影響を与えているのです。
硬くなっている部分すなわちコリ(凝り)は、肩にだけではなく、全身にできています。その中でもお腹にできるコリは内臓をはじめ全身に影響を及ぼしています。このコリは経絡の流れを滞らせ、痛みやしびれ等、全身のさまざまな症状を引き起こす原因となっています。
(反応には個人差があります)
当院ではお腹のコリを『表聚(ひょうじゅ)』・『裏積(りしゃく)』・『根凝(こんこり)』の3種類に分類し、患者さんの状態によって施術部位や施術時間を調整しています。
現代人は多くの電磁波を周囲の環境から受けています。パソコンやテレビの画面から発している電磁波は、主に顔と胸、そしてお腹の肌肉で受けてしまいます。ためしにお腹の肌肉をさわってみてください。ひとつのお腹の表面に固いところ、軟らかいところ、凸凹、肌肉が薄いところ、厚いところ、温度の違うところ、色が違うところなどがあるのに気付かれるでしょう。
これらの違いはなぜできるのでしょうか?私宮原は、植物の葉が受ける電磁波の研究からヒントを得て、一つの仮説を立てました。
『植物の葉っぱの傷があるところに多く帯電しているように、人間の身体も傷やしわがあるところに多く帯電する。あたかもコンデンサーのように多く帯電しているところは、固く、厚くなる。そしてこの帯電が内部の内臓の機能を低下させ、五臓六腑から発するところの経絡を通じて全身の不調を来たすのではないか。』
この仮説は日々の臨床で電気治療器を使った按腹整肌によって立証されています。
夢分斎先生(1550?~1616?年)が描かれた腹部図によると、表聚の現われる場所によって主に影響を受ける臓腑が異なります。これを按腹整肌によって肌肉を整えることで、五臓六腑や全身に気血が巡り、痛み、しびれなどの不快症状が改善していきます。
電磁波の影響からなる表聚が五臓六腑に深く影響すると、五臓自体が強い冷え(機能低下)を持ちます。あるいは様々な生活習慣やストレスで、内臓自体に負担が掛かってしまう事があります。こういった場合、表聚よりも少し深い所(5 mm~30mm)に裏積という冷えの固まりができてしまいます。
左の図は積聚会の小林詔司先生が教授してくださった腹部の図です。裏積は現われる場所によって、肝積・心積・脾積・肺積・腎積に分類されます。固い裏積も背部のつぼから鍼などで気を補えば、緩んで解けていきます。
体には経絡と呼ばれる気の流れる道がありますが、通常は手で触れても分かりません。ところがこの経絡自体が異常に緊張して、あるいはこり固まって、スジのようになる事があります。このスジを根凝(こんこり)と名付けました。
根凝を揉み解そうとすると強く痛みます。そこで電気治療器で帯電を取り除いてから特殊な手技で軽く揉み解します。新日本延命学の宮原一男先生は、太腿等に現われるスジを運動神経筋と呼び、その癒着で起る様々な難病や胃下垂を特別な手技で治しておられました。根凝は、この運動神経筋と同じ物のようですが、運動神経や運動筋ではなく、経絡現象と言えます。